バイオ技術者認定試験は日本バイオ技術教育学会が認定している民間試験です。

バイオ技術者認定試験

バイオ技術者認定試験

バイオ技術者認定試験とは、日本バイオ技術教育学会が1994年に始めた、日本でもっとも古いバイオ技術関連の資格試験です。
初級・中級・上級に分かれていて、資格を取るとバイオ技術者としてのスキルが認定され、就職やキャリアアップに役立ちます。
主に学生やバイオ関連事業で勤務する社会人が受験する資格です。

 

バイオ技術とは

バイオ技術(バイオテクノロジー)は動物や植物などの生物がもともと持っている働きを利用したり改良したりすることです。

 

名前を聞くと難しそうに感じるかもしれないですが、納豆や味噌、日本酒などを菌を使って発酵させることも立派なバイオ技術です。
農業の現場で働く人の需要は低いですが、食肉加工業や新種の開発などの現場で役に立つ技術です。

 

品種改良してオリジナルの農作物を開発したい場合や、酒造など加工食品を扱う工場に直接「こういう農作物を納品してほしい」などと注文を受ける場合は勉強しておいて損はありません。
農業大学を経て、食品関連の最前線で活躍したい人は中級・上級のバイオ技術者認定を目指すとよいでしょう。

 

資格の概要

上級
目的 バイオ技術の基礎と応用の幅広い知識を持ち、バイオ関連実験を適切かつ安全に実行できる能力の認定
受験資格 中級バイオ技術者認定者、大学のバイオ技術に関する課程の3年次修了見込み以上の者、3年制以上の専門学校・短大のバイオ技術に関する課程の3年次修了見込み以上の者のいずれか
試験・合格基準 基礎バイオテクノロジー50問、応用バイオテクノロジー60問で基準点をクリア
費用 個人9,000円、団体7,000円

 

中級
目的 バイオ技術分野の基盤を身に付け、指導者の指示のもとでバイオ関連実験を適切かつ安全に実行できる能力の認定
受験資格 初級バイオ技術者認定者、大学・短大・高等専門学校の基準学年を終了した者、その他運営者が認めた者のいずれか
試験・合格基準 筆記試験合計150問で基準点をクリア
費用 個人7,000円、団体5,000円

 

初級
目的 基礎生物学、基礎化学、遺伝・育種、食品・微生物、植物、バイオ実験技術の6つの分野について、基本的な知識と実験技術の習得を認定
受験資格 高等学校のバイオ技術に関する課程修了の在校生
試験・合格基準 筆記試験50問で基準点をクリア
費用 1,500円

 

受験者の大半は学生

バイオ技術者認定試験を受験する学生

団体価格や規定の学歴を求められることで分かるように受験者は社会人より学生が多いです。
社会人になってから受験することもできますが、大学では上級まで取得することが望ましいです。
現役合格できるかどうかでバイオ系企業への就職に影響を与えます。
平成29年度の上級バイオ技術者認定試験では、受験者数588名に対して合格者数302名の合格率51.3%でした。
なお、各試験ともに成績上位になると成績優秀者の称号が与えられます。上記の上級試験では11名が成績優秀者に認定されました。